画像を垂直方向や水平方向にクロップするとき、みなさんはどうしていますか?
「エフェクト」→「クロップ」→「上下左右の数値を変更」
ほとんどの方がこのやり方かと思います。(もちろん私も同じです)
でもこう思ったことはないですか?
「斜めにクロップってできないの?」
そうなんです。「クロップ」というエフェクトでは「斜め」にクロップできないんです!
でも大丈夫。Premiere Proには「斜めにクロップするエフェクト」が用意されているので
その使い方をご紹介します。
✅この記事で解決できる悩み
- Premiere Proで画像や動画を斜めにクロップする方法は?
斜めにクロップする手順
結論:「エフェクト」→「リニアワイプ」を適用して調整する。
下記のように3つの画像が重なっている場合で説明します。

手順① クリップを選択し、「エフェクト」→「リニアワイプ」を適用
今回はレイヤー最上段の象の画像をクロップしますので、シーケンスの象の画像のクリップをクリックして「エフェクト」から「リニアワイプ」を適用します。

手順② 「エフェクトコントロール」からパラメータを調整

エフェクトコントロール内に、上記のように3種類のパラメータがあります。
各パラメータの意味は以下の通りです。
- 変換終了:クロップする割合(%)です。50%なら画像の半分がクロップされます。

- ワイプ角度:これが斜めにクロップするための数値です。下記動画のように数値に合わせてクロップ角度が変化します。
- ぼかし:クロップの境界線をぼかします。

これで任意の数値に調整すれば完了です。
あとは境界線に色付きの線を載せたり、パラメータをプリセットに保存すると、より便利に活用できます。
こんな感じにできました。

まとめ
今回は意外と知らない「斜めにクロップする方法」について解説しました。
通常の縦横クロップと併せて活用していきましょう。
当ブログでは、Premiere Proを使って動画編集する際のノウハウや時短テクニック、映像制作における豆知識などをお伝えしていますので、ぜひ他の記事も覗いていってください。
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