ドジャースの大谷翔平選手が、日本時間の6月17日のパドレス戦で復帰登板をすることが明らかになりました。
投手としての復帰は7月のオールスターゲーム以降と言われていたのですが、予定が早まったようですね。
なぜ復帰登板が早まったのでしょうか。
この記事では
- 大谷選手の復帰登板は早まった理由と経緯は？
- 大谷選手のけがの状態はどうなの？
という内容をまとめました。
目次
【経緯】大谷の復帰登板が早まった理由は先発投手不足？
大谷選手の投手復帰が予定よりも早まった理由は、
ドジャースの先発投手不足が原因
と言われています。
| 現在の先発投手の状況 | 投手名 |
|---|---|
| 故障者 | スネル、グラスノー、佐々木朗希、ゴンソリ |
| 先発ローテーション | 山本由伸、カーショー、メイ |
今シーズン、先発ローテーションのスネル、グラスノー、佐々木朗希、ゴンソリン投手らが故障により相次いで離脱。
現在ローテに残っているのは、山本由伸、カーショー、メイの3人だけです。
それによりリリーフ投手陣への負担も増しているため、チームは投手陣のやりくりに苦戦しているのです。
実際、今シーズンのドジャースは試合展開が一方的になった際、投手の負担を減らすために野手を登板させることが多くありました。
ドジャースの野手であるキケ・ヘルナンデスは、今期だけですでに4回も登板しています。
チームの投手事情の苦しさがわかりますね。
そこで、大谷選手の投手復帰が予定よりも前倒しになったのでしょう。
ロバーツ監督は次のように話しています。
現在の状況において、１イニングや２イニングのオープナーとして投げてもらえるだけでも、我々にとっては大きな意味がある。
それはチームにとっての利益であり、代償（代わりの選手をマイナーに降格させるなどの）が不要な追加戦力となる
スポーツ報知
【経緯】大谷選手の手術歴やけがの状態は？
大谷選手の投手復帰までの経緯
復帰登板が確定した大谷選手ですが、そもそもけがの状態はどうなのでしょうか。
大谷選手が投手復帰するまでの経緯をまとめました。
| 時期（所属チーム） | 内容 |
|---|---|
| 2023年8月23日（エンゼルス） | 先発したレッズ戦の途中で右肘の違和感により降板。 右肘の内側側副靱帯を損傷し、トミー・ジョン手術へ。 |
| 2024年3月25日（ドジャース） | 韓国での開幕戦からの帰国後、キャッチボールを再開する。 |
| 2024年8月15日 | キャッチャーを座らせた状態で、グラウンドでの投球練習。マウンドにからは投げていない。 |
| 2024年8月24日 | 手術後、初めてブルペンのマウンドから投球練習。 |
| 2024年10月26日 | ヤンキースとのワールドシリーズ第2戦、左肩脱臼による関節唇損傷。シーズン終了後に手術へ。 |
| 2025年5月25日 | 試合前練習で、ライブバッティングのピッチャー（ライブBP）に初めて登板。 打者5人に対して22球を投げる |
| 2025年5月31日 | 2度目のライブBP。クイックモーションも交える。 打者7人に対して29球を投げる |
| 2025年6月10日 | 3度目のライブBP。 打者11人に対して44球を投げる。 安打性１本、6三振。直球は93〜96マイル（約149〜154キロ） 変化球は全ての球種を投じた。 |
| 2025年6月16日 | 6月17日のパドレス戦での復帰登板が公表される |
大谷選手は今シーズン、投手復帰を目指してバッティングピッチャー（BP）に3度登板してきました。
最も多く投げたのが6月10日、打者11人に対して44球（3イニング想定）を投げています。
球速も150キロ前半が出ており、変化球も投げられるようです。
練習とはいえ実践形式での投球ですので、
最長で3イニングは投げられるほどの状態に回復しているのかもしれません。
大谷選手の手術歴は？
大谷選手はこれまで5度（4箇所）の手術を受けています。
| 時期（所属チーム） | 手術内容 |
|---|---|
| 2017年10月（日本ハム） | 右足首：有痛性三角骨の除去手術 |
| 2018年10月（エンゼルス） | 右肘（1回目）：内側側副靭帯損傷に対するトミー・ジョン手術。 |
| 2019年9月（エンゼルス） | 左膝：膝の分裂膝蓋骨の除去手術 |
| 2023年9月（エンゼルス） | 右肘（2回目）：1回目と同様、内側側副靱帯損傷に対するトミー・ジョン手術 |
| 2024年11月（ドジャース） | 左肩：左肩脱臼による関節唇損傷の手術 |
特に投手としての生命線である右肘は、2度トミー・ジョン手術を行っています。
投手として最後に登板したのは、エンゼルス時代の2023年8月23日のレッズ戦。
今回、復帰登板となれば実に663日ぶりということになります。
大谷選手の登板が観られるのは楽しみですが、無理はしないでほしいですね。
【経緯】なぜ大谷の復帰登板は早まった？のまとめ
今回は、大谷選手の復帰登板が早まった理由と経緯などについてまとめました。
明日の復帰登板が楽しみですね！
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