【超簡単】米の随意契約とは?小学生でも分かりやすく解説してみた!

小泉進次郎農水省大臣が、随意契約による備蓄米の売り渡しの受け付けを始めたことが話題になっています。

「随意契約」ってよく聞くけどどういう意味なのでしょうか?

この記事では

  • 「米の随意契約」って何?
  • 私たちの生活へのメリット、デメリットは?

という内容をまとめました。

【超簡単】米の随意契約を小学生でも分かりやすく解説!

随意契約とは?

随意契約とは、入札などの競争なしに、発注機関が任意に契約相手を選んで契約する方式のことです。

図解するとこんな感じ。

これまでの入札制度では「高い価格を提示した業者が落札」できました。

A社が1万8,000円、B社が2万1,000円、C社が2万2,000円でそれぞれ買いたいと言った場合、高い価格を提示したC社だけが米を買えるんです。

そうなると、私たち一般消費者がスーパーで購入するときには、もっと高い価格になっているんですね。

これが米の高騰の原因にもなっていました。

この価格高騰を抑えるために、随意契約が採用され始めました。

随意契約をさらに図解するとこんな感じ。

JAや卸売業者を飛び越えて、スーパーなどの小売店に直接売り渡すことができます。

そうすると仲介料がなくなり、米の流通ルートも簡素化するため、一般消費者に早く安く売ることができます。

米の随意契約で私たちの生活へのメリット・デメリットは?

米の随意契約が行われることで、私たちの生活にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット

  • 米の価格が下がる
  • 流通スピードが早くなる
  • 競争入札の参加条件を満たしていない企業でも契約を獲得できるため、より多くの小売店で販売される

なんといってもお米の価格が下がることが大きなメリットですよね。

これは入札制度の場合に仲介するJAや卸売業者が、随意契約では仲介しないため、その分の料金が安くなるということになります。

また、仲介を介さないことで流通スピードも上がるため、お店の在庫不足という状況も減るのではないでしょうか。

デメリット

  • 業者選定が不透明になる
  • JAや卸売業者の儲けが減る

業者選定が不透明になると、私たち消費者にどのような影響があるのでしょうか。

例えばある特定の業者が買い占めやすくなると、結局はその業者が儲けを得るために不当な価格設定をする可能性も出てきます。

そのため、国が選んだ業者を随時公開し、透明性を保つ必要があります。

また、JAや卸売業者の儲けが減ってしまうことも問題といえます。

消費者にとっては価格が安くなるのは嬉しいですが、その分誰かが苦しむというのもまた事実なのですね。

【超簡単】米の随意契約とは?のまとめ

今回は、米の「随意契約」の意味や、メリットデメリットについてまとめました。

お米が適正価格で流通するようになるといいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました